マルセイユを根城にフレンチ・レゲエ界を盛り上げてきたバンドの、結成30年を記念した新作です。80sライクなダンスホールをベースに、ポスト・パンク流儀のクールなアレンジを施した演奏は、相変わらず切れ味抜群。加えて、昨夏にアルバム・デビューを飾った主要メンバーによるオペレッタ・ユニットの成果か、1930~40年代のフランス大衆音楽をハイブリッドした曲も披露。そのチャレンジ精神には舌を巻きました。