韓国生まれLA育ちで現在はNYを中心に活動するジャズ・ピアニスト、ジョン・チン。彼のリーダー・トリオによるライヴ映像が、NYのジャズ・クラブであるスモールズのYouTubeチャンネルで公開中だ。

この動画で演奏されているのはトランペット奏者リー・モーガンの65年作『The Rumproller』収録曲“Edda”で、作曲はサックス奏者のウェイン・ショーター。原曲はモーダルでアップテンポなワルツだが、ジョン・チン・トリオ版にはミニマルなフレーズを徐々に発展させていくようなイントロが付け加えられている。ソロでも似たような形のフレーズを連続で弾く部分が頻発。ときにはグイグイと突き進みつつも、空間に音を配置していくような感覚がカッコイイ! (ちなみに“Edda”は、ジョン・チンが2014年にリリースした映像と同じメンバーでのトリオ作『Undercover』にも収録)。

【参考動画】リー・モーガンの65年作『The Rumproller』収録曲“Edda”
(ちなみにテナー・サックスの演奏は作曲者のウェイン・ショーターではなくジョー・ヘンダーソン