トリビュート盤の第3弾の中核を成すのは、Discharming man、eastern youthらブッチャーズに近しい人たちの万感胸に迫る熱演。あまりに哀切な歌詞の“7月/july”を叫ぶように歌うZERO(Co/SS/Gz)の声の凄まじさには言葉が出ない。ノイジーで激しいサウンドに焦点を当てるバンドが多いなか、凛とした声の表現力が際立つきのこ帝国、ポップな軽さが逆に泣ける少年ナイフなど、女性ヴォーカルの美しさも深い余韻を残す。
VARIOUS ARTISTS 『Yes, We Love butchers ~Tribute to bloodthirsty butchers~ Night Walking』
クラウン