Mikikiでもその動向を追ってきた神戸在住の現役高校生シンガー・ソングライター、Shin Rizumu改めシンリズムが、初の全国流通盤となるファースト・アルバム『NEW RHYTHM』を5月20日にリリースすることが決定! 彼のSoundCloudにてアルバムのダイジェスト音源の試聴が可能だ。
改めてシンリズム(本名:新理澄)を紹介すると、97年生まれの現在17歳(高校2年生)にして、作詞/作曲/編曲/プログラミングに加え、ヴォーカル/ギター/ベース/ドラムス/キーボード/シンセ/トロンボーンまでこなす早熟な天才ミュージシャン。昨年(高1のとき!)にAno(t)raksから『処方箋ep』『superfine』『Shin Rizumu』などの作品を発表すると、ネットを中心に〈凄い高校生が現れた!〉と大きな反響があり……何より驚きだったのはその音楽の完成度。ソウルやファンク、ソフト・ロック、AOR、ボサノヴァ、シティー・ポップや渋谷系など、高校生らしからぬ(?)バランスの影響源から洗練されたポップスを成立させる腕前は紛れもなく一級品だ。
今回のアルバムは、そんな彼が学校の休み(週末)を利用し、東京のスタジオに約半年間通いながら制作したもの。サウンド・アレンジは本人が行うが、新たにキーボーディストの高野勲がサウンド・アドヴァイザーとして参加。また、トランペットにSOIL&"PIMP"SESSIONSのタブゾンビ、チェロに四家卯大、ドラマーにNONA REEVESの小松シゲルを迎えている。これまでに発表してきたナンバーの再録を中心に構成される模様で、前掲の試聴音源で聴ける“心理の森”や“処方箋”の磨かれっぷりたるや……これは期待が高まる!
なお、アルバムに先駆け7インチのアナログEP『心理の森』が今年のレコード・ストア・デイである4月18日にリリース。こちらは世界的なマスタリング・エンジニア、バーニー・グランドマンがカッティングを担当したとのこと。さらに、7月20日(月・祝)の福岡Gate's7から8月1日(土)の愛知・名古屋CLUB QUATTROまで、計4会場を巡回する初のワンマン・ツアーも決定。詳細は彼のオフィシャルサイトで後日発表される。いよいよ動き出したシンリズムの2015年にご注目を!