〈砂漠のブルース〉を世界に広めたティナリウェン。ザラザラとして乾いた音作りもだが、最小限の編成で旅をしながらレベル・ブルースを奏でるという姿が多くの同業者を虜にし、LAのヨシュア・トゥリーで録音したこの3年ぶりの新作にはソウル・ウィリアムズやレッチリのジョシュ・クリングホッファーが参加。瞑想的なマリ流の電気ブルースにさらなるエッジが加わり、ストーナー・ロック好きも虜にしそうな一枚となっている。