インタビュー

古き良きアイドルを敬愛する元BiS寺嶋由芙、rionos/大森靖子が手掛けたラヴリーなメジャー初シングルに隠されたスパイス

【ZOKKON -candy floss pop suite-】第42回 Pt.5

古き良きアイドルを敬愛する元BiS寺嶋由芙、rionos/大森靖子が手掛けたラヴリーなメジャー初シングルに隠されたスパイス

まじめなあの娘が、マジでメジャー入り!!

 〈古き良き時代から来ました。まじめなアイドル、まじめにアイドル〉をキャッチフレーズに、チャーミングなスマイルを届ける〈ゆっふぃー〉こと寺嶋由芙が、いよいよメジャー・デビュー!

「ちっちゃい頃からモーニング娘。、とくに安倍なつみさんに憧れて、大学に入ってから地下アイドルを始めたんです。でも、思い描いていたアイドルとは違うな、モーニング娘。には近づけないなと思って、いろんなオーディションを受けて……でも、20歳前だったし、アイドルはもうキビシイだろうなって思ってたところ、BiSの事務所のオーディションで〈アイドルどうですか?〉って言われて、入ってみたんですけど、あらびっくり(笑)」。

寺嶋由芙 ふへへへへへへへ大作戦 ユニバーサル(2015)

 2013年春、約2年間活動したBiSを脱退。翌年ソロ・デビューしてからは、憧れだったモーニング娘。よりも昔、70年代や80年代のアイドルも意識するようになったという彼女。コンスタントに発表してきた3枚のシングルも、人懐っこいメロディーと等身大の世界観で、寺嶋由芙というひとりの女の子との距離をぐっと縮める──あの時代のアイドルが持っていたチャームにほど近いものだった。そんな彼女のメジャー・デビュー・シングル“ふへへへへへへへ大作戦”は、〈81、82年頃の松田聖子〉に敬意を表したかのようなラヴリーなメロディー&サウンドで、作編曲はこれまでに続いて同い年の女子シンガー・ソングライター、rionosが担当。作詞を手掛けたのは、自身のシングル“きゅるきゅる”など、かねてから寺嶋由芙を(勝手に)イメージした楽曲を書いていた大森靖子だ。

「大森さんとはトーク・イヴェントなどで何度もご一緒させていただいてるんですけど、私のちょっと歪んだところが気に入っていただけたみたいで(笑)。普段から〈まじめなアイドル〉とか言っちゃってるので、自分の中の毒や黒い部分はなかなか自分から言い出しにくいんですけど、大森さんの歌詞は刺激的だし、可愛い曲のなかにスパイスがピリッと効いて、アイドル・寺嶋由芙の世界も広がったと思います。私のことをまだ知らない人が聴いても、曲と詞のアンバランス感が楽しめると思うし、聖子さんとか好きだった世代の方にも届いてほしいなって、いまはオジサマを釣る方法を考えてたりもします(にっこり)」。
 

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