The xxの頭脳による初のソロ作。DJ/リミキサーとしての経験がダイレクトに反映されており、冒頭曲はアタック感の強いジャングルに。以降もダブステップ、UKガラージ、アンビエントなどさまざまな音楽要素を組み込んでいるが(得意のスティールパンを使用したナンバーもあり!)、注目はやはりヴォーカル・トラックだろう。バンドメイトも尽力していて、ゴスペル的なムードに雪崩れ込むロミー客演曲は圧巻の出来だし、オリヴァーの歌声が絡みつく“Stranger In A Room”での官能的なUKニューウェイヴ風情も心地良い。また、ヤング・サグとポップカーンを迎えたレゲエ・チューンはあきらかに新機軸。現時点での集大成であると同時に、まだまだ攻めの手を緩めないジェイミーの姿勢が窺える一枚だ。