「なんとなく、クリスタル」(80年)で知られる著者が、モテの装置やセックスのBGMとして〈気分〉に合うブラコンやAORのレコードをエッセイ形式で紹介した84年の名著。当時も読み手の幻想を増幅させたのだろうけど、いま読めば本当にファンタジーのようでもあり。極めて個性的な語り口で綴られた、愛と余裕のあるディスク・レヴュー集としても単純にメチャクチャ魅力的です。
「なんとなく、クリスタル」(80年)で知られる著者が、モテの装置やセックスのBGMとして〈気分〉に合うブラコンやAORのレコードをエッセイ形式で紹介した84年の名著。当時も読み手の幻想を増幅させたのだろうけど、いま読めば本当にファンタジーのようでもあり。極めて個性的な語り口で綴られた、愛と余裕のあるディスク・レヴュー集としても単純にメチャクチャ魅力的です。