鎌倉を舞台に四姉妹の絆を描いた吉田秋生の人気コミックを、是枝裕和監督が映画化。綾瀬はるから人気若手女優と並んでレキシ池田貴史が〈飛び道具〉的に俳優として起用されたことも話題の作中を彩るのは、ピアノとストリングスを中心に日本の四季を音像化した、菅野よう子の清廉なスコアだ。春夏秋冬それぞれを象徴するシーンを台詞ごと収めたトラックもあり、あまりの瑞々しさに心が漂白される思いが。