リル・ウェインクリス・ブラウンのカヴァーが評判を呼び、2012年にエピックからEPデビューを飾ったボストンの2人組が、やっとフル・アルバムを出してくれました。V6版“WAになっておどろう”をトラップ化したような“Puppets”、声色を使い分けた女性ラップ×ユーロ・ディスコなマッチングに否が応でもニッキー・ミナージュ“Starship”を思い出してしまう“Hate To Love You”、チアリーダー的な掛け声も楽しいメッセンジャーズ製“Try Me On”、アイランド風情満点な“Gasoline”などなど、期待通りハイブリッドなアーバン・ポップを大盤振る舞い! リリー・アレンからヒネリを取っ払ったような、同じ男女デュオだとCREAM好きにもオススメしたいような、非常に下世話で楽しい一枚です。最高!