フランス・ロマン派音楽の振興団体「Palazzetto Bru Zane」がその研究成果をCDと書籍にまとめリリースしている「Ediciones Singulares」レーベルより、パリ音楽院院長を務めた作曲家、デュボワの巻が登場。貴重な史料(英・仏)満載の、思わず飾りたくなるような素晴らしい装丁の書籍に、フランス語圏随一の奏者たちが演奏する3枚組のCDが付いています。一番の発見はロト&レ・シエクルによる《フランス交響曲》。チェレスタを含む繊細かつ色彩的な管弦楽法が見事で、当時ドイツやアメリカでも大成功だったといいます。他にピアノ・ソナタや声楽曲を収録。

【参考動画】デュボワ作曲の〈フランス交響曲〉