かつてはグラント・グリーンとも共演しウドゥン・グラスでの『LIVE』(1972年録音)が2000年代に発掘されレアグルーヴ・リスナーを虜にしたヴィブラフォン奏者ビリー・ウッテン。その後もスピードメーターとの共演盤や新たな発掘音源などで定期的にファンの耳を熱くしてくれているが、何と最新オリジナル・アルバムをリリース。清涼感溢れるヴァイブが心地よいラテンサウンドをベースに、軽快でラウンジーな曲や、テクニカルなフュージョン・ファンクなども盛り込まれたヴァラエティに富んだ作品に仕上がっている。熟練味とも言える程よく力の抜けた演奏が心も身体も軽快に踊らせる。

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【参考動画】ウドゥン・グラス/ビリー・ウッテンの72年作『Live』収録曲"In The Rain"