先進的なダブ・テクノを追求している要人、デッドビートの新作は、そういう先入観で判断しては駄目な内容です。手法としてのダブは残しつつ、そこに埋没するのではなくテクノやディープ・ハウス、レゲエ、ダブステップに至るまで表現を広げ、曲によってはヴォーカルも巧く使った意欲的な作りで、明らかにこれまでと違う感じが猛烈にかっこいい。アンダーワールドジェイムズ・ブレイク好きな人にも聴いてほしい一枚。