2月15日(月)より来日公演がスタートするホセ・ジェイムズが、故デヴィッド・ボウイの名曲“The Man Who Sold the World”(邦題〈世界を売った男〉)のカヴァー音源をSoundCloudに公開した。

〈世界を売った男〉のカヴァーと言えば、ニルヴァーナの94年作『MTV Unplugged In New York』に収録されたヴァージョンがあまりにも有名。そして、ホセは以前からニルヴァーナの影響を公言しており、ライヴで“Something In The Way”や“Smells Like Teen Spirit”のカヴァーも披露しているという繋がりもあったり――SoundCloudのコメント欄にも〈REST IN POWER!!!!!!〉と力強く記されている通り、湿っぽくなりがちなボウイ追悼ムードを吹き飛ばすラフでエネルギッシュな演奏が痛快だ。ちなみに、こちらは今年1月16日のライヴ音源で、今回の来日メンバーでもある大林武司(ピアノ)、ネイト・スミス(ドラムス)、ソロモン・ドーシー(ベース)がバックを務めている。

昨年の来日公演ではビリー・ホリデイのトリビュート・ライヴを披露したホセは、今回のライヴで現在レコーディング中の来るニュー・アルバム『Love In A Time Of Madness』からの新曲をプレイすると予告済み。Billboard JAPANに掲載されたホセの来日直前インタヴューによると、〈ソウルフルで、ファンキーで、ブレイクビーツもあって、ヒップホップでセクシーなR&Bでもある〉集大成的な作品になるとのこと。同作は来年初頭にリリースが予定されているだけに、このだいぶ早目となるお披露目は、日本のオーディエンスに対する感謝も大きいのだろう。

上掲の2015年11月のライヴ映像では、大林武司&ネイト・スミスとライアン・リー(ドラムス)から成るバンドを率いて、ビリー・ホリデイ“Lady Sings The Blues”、フリースタイル・フェローシップ“Park Bench People”とジャズ・スタンダード“Body And Soul”の3曲を披露。ホセ本人は〈あらかじめセットリストは用意しない〉と語っているが、今回も自作曲とカヴァーを織り交ぜ、ジャズの王道から先鋭的なヒップホップまで自在に歌いこなすパフォーマンスを期待できそう。映像から好調ぶりが伝わってくる各メンバーの演奏も頼もしく、来週のライヴが待ちきれない!

 


 

〈東京公演〉
日時/会場:2月15日(月)、16日(火) Billboard Live TOKYO
・1stステージ 開場17:30/開演19:00
・2ndステージ 開場20:45/開演21:30
料金:サービスエリア 8,700円/カジュアルエリア 6,700円
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〈大阪公演〉
日時/会場:2月17日(水) Billboard Live OSAKA
・1stステージ 開場17:30/開演18:30
・2ndステージ 開場20:30/開演21:30
料金:サービスエリア 8,400円/カジュアルエリア 6,900円
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