昨年14年ぶりとなったカヴァー・アルバム『恋愛小説』をリリースし彼女ならではの大人のラヴ・ソングを聴かせてくれたが、その第2弾は、英語曲だった前作を聴いたファンからのリクエストに応えるかたちでの全編邦楽曲。竹内まりや、荒井由実、松田聖子、キャンディーズ、山口百恵など彼女自身が聴いて育ってきた1970年代半ば~80年代前半のポップスや歌謡曲を収録。今回も伊藤ゴローのプロデュースのほか信頼のメンバーがバックを固め、自身だけでなく周りからも彼女の世界感がにじみ出ていて清々しい。初回盤でだけ聴ける小沢健二の《いちょう並木のセレナーデ》のカヴァーは、あまりに贅沢なボーナス・トラック。
原田知世、カヴァー・アルバム第2弾はユーミンや竹内まりやら自身が聴いて育った70~80sポップスなど邦楽曲取り上げた清々しい一枚
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