サーフ界からもラヴコールの絶えない歌い手が、初のセルフ・プロデュースで挑んだ新作。合間にロックステディスカを挿んで甘さや軽やかさも加えつつ、マイナー調のロッキンなルーツ・レゲエが大半を占めている。手本としたのは後期のボブ・マーリーか!? 各プロデューサーの色が強く反映された過去の音源と聴き比べたら、複数のセルフ・カヴァーも含め、彼のやりたかったことはこれなんだなっていうのがよくわかる。