日本とも関わりの深いレゲエ、ラヴァーズ・ロックの第一人者、マキシ・プリーストが、2020年1月10日(金)にBillboard Live OSAKAで、1月12日(日)にBillboard Live TOKYOで、それぞれ来日公演を実施する。

本名マックス・アルフレッド・エリオット、61年生まれのマキシはジャマイカにルーツを持つイギリス人で、教会合唱隊のリード・シンガーであった母親の影響もあり、幼少期よりゴスペルやレゲエ、R&B、ブラック・ミュージックを聴いて育ったという。10代より歌い始め、80年代にはロンドンのレゲエ・サウンドシステム〈サクソン・スタジオ・インターナショナル〉に参加。84年にはインディーズで初シングルをリリースし、まずはレゲエの本場ジャマイカで人気に火が付くと、翌85年には初アルバム『You're Safe』を発表。いわゆる古き良きレゲエを洗練したスタイルは、〈ソフィスティケイテッド・レゲエ〉と呼ばれるようになった。

85年作『You're Safe』よりタイトル・トラック
 

翌86年にはセカンド・アルバム『Intentions』、88年にはサード・アルバム『Maxi』を発表。特にサードに収録されたキャット・スティーヴンスのカヴァー“Wild World”は大きな話題を呼び、母国イギリスでも話題になったほか、米国のビルボード・チャートにも初めてインした。続く90年も“Close To You”が世界的に大ヒット。90年代を代表するレゲエ・ミュージシャンとして不動の地位を築く。同曲などヒット・ナンバーを多数収録した4作目『Bonafide』も英国チャート11位とヒットを記録し、同作は〈ソフィスティケイテッドレゲエの完成作〉と呼ばれるほどだった。

90年作『Bonafide』収録曲“Close To You”
 

92年には、インド系英国レゲエ・シンガー、アパッチインディアンと共演した“Just Wanna Know”などを収録した5作目『Fe Real』をリリース。96年にはシャギーをフィーチャーした“That Girl”がヒットし、同曲を収録した6作目『Man With The Fun』も大きな話題を呼ぶなど、ヒット作を連発していく。

96年作『Man With The Fun』収録曲“That Girl”
 

マキシは日本との関わりも深く、96年、CHAGE&ASKAの楽曲を海外アーティストがカヴァーしたトリビュート作『one voice THE SONGS OF CHAGE&ASKA』に“As You Walked Away”(原曲は“You Are Free”)で参加。また日本での人気を決定づけたのは97年に放映開始した織田裕二主演のドラマ『踊る大捜査線』の主題歌で、織田と共に歌った“Love Somebody”だろう。マキシはこの曲のラップと作詞を担当しただけでなく、ドラマにもカメオ出演し話題となった。

その後もコンスタントにアルバムをリリースし、今年9月にはシャギーをプロデューサーに迎えた5年ぶりのアルバム『It All Comes Back To Love』をリリース。シャギーはもちろんのこと、インナー・サークル、バウンティ・キラーからエステル、アンソニー・ハミルトン、ノア・ポワと言った若手まで、幅広い世代の豪華ゲストが参加した大作となった。

 

世界中に愛されるソフィスティケイテッドレゲエ、ラヴァーズ・ロックのサウンドと、その先駆者によるソウルフルな歌声を、新年年明け早々にBillboard Liveの贅沢な空間で堪能してみるのはいかがだろう。

 


LIVE INFORMATION
マキシ・プリースト

2020年1月10日(金)Billboard Live OSAKA
1stステージ 開場 17:30/開演 18:30
2ndステージ 開場 20:30/開演 21:30
サービスエリア 9,800円/カジュアルエリア 8,800円(1ドリンク付き)
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2020年1月12日(日)Billboard Live TOKYO
1stステージ 開場 15:30/開演 16:30
2ndステージ 開場 18:30/開演 19:30
サービスエリア 9,500円/カジュアルエリア 8,500円(1ドリンク付き)
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■メンバー
マキシ・プリースト(ヴォーカル)
アンソニー・ベネット(BGV)
リチャード・キャンベル(キーボード)
ヒューイ・ビデンドープ(ギター)
タディー・ピー(ベース)
ポール・キャスティック(ドラムス)