昨年リリースした初作『ホームワーク』も好評だった、Gellersのベーシスト・大久保日向やヤノアリト(SuiseiNoboAz、H MOUNTAINSなど)ら擁するオルタナ・バンド、ookubofactoryが4曲入りのニュー・シングル“Don't worry”を自身のBandcampで発表。さらに同作より3曲のミュージック・ビデオが公開されている。
吉田靖直(トリプルファイヤー)にうーちゃん(どついたるねん)を迎えてよりシュールでポップなムードが増した気がする表題曲に、あらかじめ決められた恋人たちへの池永正二の印象的なピアニカをフィーチャーしたインスト曲“Holiday of sun”、小林4000(どついたるねん)によるノスタルジックなピアノにUSOWA(SIMI LAB)のラップが漂う“Chance”と、実に個性豊かなナンバー揃い。いずれも前作でのバンド・サウンドをメインにした作風から一転して打ち込みを多用しており、個人的には、バンドの持つ魅力を華麗に内包した良質のリミックス曲を聴いているような心地良さを感じたりも。また、MVにはなっていないものの、〈派遣は辛い〉と歌う終曲“派遣”も必聴! ほぼ弾き語りのシンプルさで大久保の味わいある歌声を引き立てた逸品で……とにかくどの曲も秀逸なのだ!
さらに、7月12日には“Don't worry”リリース後初のライヴがあるようなので、音源を聴いて気になった人はぜひ足を運んでみよう(詳細はこちら)!