7曲中5曲を初のセルフ・プロデュースで仕上げた意欲作。OvallからmabanuaShingo Suzukiの助力も得つつ、生演奏と打ち込みのオーガニックな融合をさらに推し進めることに成功している。一方、いしわたり淳治高橋久美子と共作した歌詞はストレートな言葉のチョイスも目立つラヴソングへと変化。〈シティー・ポップ〉という枠を飛び越え、より大衆性を備えたポップ・バンドへと一皮剥けつつあるようだ。