菊地雅晃 『オーケストラのための"もつれた夢" -プーさんに捧ぐ-』 CERBERA RECORDS (2016)

2016.12.06

「プーさん」とは言わずもがな昨年亡くなった世界的ジャズピアニスト菊地雅章のこと。Slash Trioのベーシストとして活動を共にした叔父、プーさんに捧げる作品は何と現代音楽作品。少年時代より現代音楽に親しみ一家言あり、アナログシンセを用いた電子音楽作品の発表や、更にはジャズでも独自の方法で解体&再構築に挑んできた氏だけにあらゆる解釈の楽しみがある。奏でられるオーケストレーションの殆どはシンセか打ち込み、恐らくピアノ(プリペアド含)だけが生の演奏か。疑似オケの不穏な響きとピアノは並行し、やがて「もつれ」る圧倒的な瞬間に捧げられた音、それに想いを馳せる。

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