USのMCやシンガーを数多く迎えた初作『Analogtronics』(2012年)でオンラエリック・ラウにも通じる作風を高く評価されたパリのプロダクション・デュオ、ユニオン。そのセンスはLAのブルーとガッチリ組んだ今作と地続きで、対応力のある柔軟なラップに応じてトラックの幅も実に広い。デイム・ファンクを迎えたウェッサイ・ブギー“Don't Trip”、オリヴィエ・デイソウルの歌うスペイシーな“City Dreams”が洒落た味わい。