『The Queen Is Dead』のデラックス・エディションも間近に控えたタイミングで、昨年刊行されたジョニー・マーの自伝が邦訳化。やはりスミスでの濃密な5年間を語った部分が話題となるだろうが、ザ・ザやプリテンダーズ、モデスト・マウスなど多岐に渡る〈その後〉にこそ読み応えがある。マンチェスターのギター少年がミュージシャンとしての哲学を確立するまでを綴った成長の記録だ。