2作目は、2006年から2013年までに制作したトラックのなかから選んだインスト集に。一筆書きのようなサンプリング・ワークに代表されるブレなき作風が時の隔たりを感じさせず、1分に満たぬものから長くて3分強に止まる尺の短さと、ネタ使いに見る色味の違いでグラデーションを描く。壮麗なストリングスをはじめとした音の組み合わせとスケール感で幕開けを麗しく飾る“Drop Open”など全21曲を収めている。