ジャズピアニストでありメタラーでもある西山瞳さんによるメタル連載〈西山瞳の鋼鉄のジャズ女〉。第77回は、Mary’s BloodやNEMOPHILAといったバンドで活動でしてきたギタリスト・SAKIさんへのインタビューです。ソロギタリストとしての活動を本格的に始動させたSAKIさんのデビュー作『GERMINANS EP』を中心にした、プレイヤー同士ならではの対話になりました。 *Mikiki編集部

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SAKI 『GERMINANS EP』 Deserted Zygos(2024)

 

ハードロックのミュージシャンもセッションをやろう

――初のソロ作品リリースですね。デビューが2010年、その後Mary’s Blood、NEMOPHILAと、ずっとバンドで活動していたけれど、ソロで活躍する状況って、デビューの時に想像してましたか?

「〈バンドでずっとやっていくんだろうな〉と漠然と思っていたので、こうしてソロでインスト作品をリリースできるとは想像してなかったです。自分でも結構びっくりしてますね。

インストなので、きっとそんなに枚数は出ないだろうと見積もっていたら、ありがたいことに発売前なのに追加プレスをすでに3回もしていて」

――2018年にNHORHM(西山瞳によるヘヴィメタルのカバープロジェクト)で録音とライブに客演してもらいましたが、その時もうすでに色んな現場にギタリストとして参加しているイメージがあったけど、そういうジャズフュージョン系のコラボって、今も続けていますか?

「そうですね。でもNHORHMの時みたいにレコーディングへの参加は意外となくて、それよりはライブで呼ばれることが多いですね。ギターの是方博邦さんのセッションとか、少し毛色は違うんですけど、ドラムの實成峻(ミナリシュン)君のセッションとか。實成君の方は、〈ハードロックのミュージシャンは全然セッションをやってないから、セッションをやろう〉っていうコンセプトで〈ROCK INST NIGHT〉っていうのをやっていて、そこに呼んでもらったり」

――それは、どんな曲を演奏しているの?

「ジョー・サトリアーニやスティーヴ・ヴァイのインストを演奏したり、歌物をインストにしたりすることもあります。けど、洋楽の歌物ってメロディの変化が極端に少ない曲も多くて、ギターだとちょっと歌うのが難しい曲も多いです」

――わかる。〈ドドドド〉みたいなメロディね。私もNHORHMで演奏する時に困ったし。

「そうそう。洋楽ってそういうのが多いじゃないですか。なので試行錯誤しながらですが、セッションには6、7年ぐらい参加させてもらってます」

 

ギターインストだけどJ-POPマナーな“GERMINANS”

――今回の作品のうち2曲は発表時に聴いていたけれど、改めて並べて聴くと、とっても歌物みたいで楽しいと思いました。意外とギターインストでここまで歌物っぽいの、ないかもしれないなと思って。私もギターインストは昔から好きで聴いていたけど、まあ大体難しい感じじゃない(笑)? どうしてもプレイヤーとしての主張が先に出てくるから、テクニカルな部分も世界観も詰め込むし、インストを聴き慣れていない人からしたら、多分とっつきにくいものも多い思う。けれど、これはどのパートを切り取ってもしっかり〈歌〉になっていて、並べて聴いてみると、すごく〈歌〉だなあと思ったんですね。そういう部分って、HR/HM以外のセッションの経験が活かされています?

「色々振り返ると、ジョー・サトリアーニの演奏が結構そういう感じなんですね。もちろんテクニカルな部分もあるんですけど、基本的にメロディがシンプルじゃないですか。アンディ・ティモンズとかもそうなんですけど。

ギターインストだとずっと弾きまくっているものが多いし、それこそイングヴェイ(・マルムスティーン)とか、そういうのも格好良いと思うんですけど、實成君たちとのセッションでジョー・サトリアーニやアンディ・ティモンズの曲を演奏する中で、やっぱり私は歌メロがしっかり立っているものが好きだなあと実感して、そういうニュアンスでインストをやりたいというのはありました」

――“GERMINANS”のサビ始まりとか、とってもJ-POPマナーの構成だなと思いました。

「そうですね。めちゃくちゃJ-POP。やっぱりインストって歌がないから抑揚をつけるのが結構難しくて、〈ここはサビ!〉と歌物感があった方が面白いかなと思い、自分のやりたい方向性をアレンジャーに伝えて作っていきました」

――“GERMINANS”のAメロで、低い音域で歌う部分も、昔ながらのJ-POPの組み立て方っぽいけど、ギターでああいう音域のメロディを歌うのってあまり聴かないし、意外と難しいんじゃないのかなと思いました。特に、メタルだとあんな音域でメロディを弾かないよね。

「あまり使わないかもしれないですね。〈ここの音域でビブラートするのは大変だったんだな〉って思ったりしたし、低音弦を使うとどうしても表情のつけ難さを感じて工夫しました」

――フュージョンとか、ブルースとかは通ってるんですか? 

「是方さんとご一緒するタイミングで初めてちゃんと触れた感じです。それまではあまり接する機会がなかったですね。聖飢魔IIのゼノン石川和尚のフュージョンのセッションとか、ライブは結構見に行ってたんですけど。

是方さんとのセッションだと、テンション(コード)も入ったジャズブルースっぽいものを演奏することがすごく多くて、新鮮でした。最初は戸惑いもあったんですけど、全然自分が知らないものをやるのは面白くて。

他に、聖飢魔IIの構成員さんが好きなものを追う過程で、ジェイル大橋代官がブルースの名盤を挙げられていることが多いことを知って。大橋さんは、ご自身でインストも演奏されるし、歌われたりもするので、それも聴いていました。大橋さんのアルバム『ROCK‘N’ROLL』の“Whole Lotta Guitars”という曲で、色んなギターで同じリフをひたすら弾いていて、〈こんなに違うんだ!〉っていうアプローチが面白いんですよ」

 

2018年にNHORHMがSAKIをゲストに迎えて開催した東京・新宿ピットインでのライブ

和声が複雑化した今、あえて半音転調

――“GERMINANS”に話を戻しますが、プログレッシブロック的なパートや見せ場もちゃんとありますよね。ああいうのって、今までのバンドで演奏してなかったのでは?

「ないですね。今回ドラムに川口千里ちゃんに入ってもらったっていうのもあって、アレンジャーの秋山(健介)さんと〈プログレっぽいものもやりたいね〉と話して、〈もう一回この掛け合いを足そうか〉と増やしていったら、どんどん難しくなって、結果的に大変なフレーズになりました(笑)」

――プログレッシブパートに被せてギターソロにいくの、とても格好良いと思います。そこが一番の見せ場じゃなくて、ピークへ向かう踏み台みたいな使い方が面白いなと思って。

「確かに。インストだと、こういう部分って〈これ弾けますよ〜!〉みたいなのがメインですもんね。“GERMINANS”では、その後にソロがあるっていう、バンドっぽい作り方をしたかもしれないです」

――転調もJ-POPの歌で昔よく聴いた半音転調で、耳に残りますね。

「確かに最近あまりやらないですよね。半音転調は弾きづらくなるので、ギタリストとしてはやりたくないことではあるんですけど(笑)、盛り上がりを優先したくて。

最近のJ-POPだと、スムーズに転調しすぎてそんなにドラスティックな変化に聞こえないことも多いので、転調するなら昔ながらの〈半音で転調したぞー!〉みたいな感じにしたくて、そうしました」

――Official髭男dismとKing Gnu、あと米津玄師とかが、すごく綺麗に変なところへ転調するのを当たり前にしたものね。それを普通に受け入れてる世間もすごいなって思う。

「最近のJ-POPはほんとすごいですね。フレーズごとに〈そんなに転調するの?〉みたいな感じで、どんどん展開していきますもんね。〈聴いてる人の音楽IQが高いよなー〉って思います。歌物でも、やっぱり最近の曲はそうじゃないですか。ボカロが流行ってから何でもできるようになっちゃったし、メロディも忙しいものがすごく多いなって印象があって。そこで、あえてギターで古き良き音楽をやってる、みたいな(笑)」

 

インストでどう飽きさせないかが難しい

――3曲目“BRIGHTNESS”は、3年前の曲で、EPの中で一番古いですよね。日米英のインストゥルメンタルチャートで1位を記録したそうですが、どういう部分が世界に届いたと思います?

「それは皆さんのおかげなんですよ。コロナ禍にツイキャスを毎週やっていて、ただ喋ってギターを弾くだけだと面白くないから、〈皆で曲を作りましょう〉という企画を始めたんですね。毎週一個ずつぐらい、〈リフはどれがいいですか?〉、〈ドラムのパターンはどれがいいですか?〉とリスナーに聞きながら作っていった曲で、海外の方も参加してくれて、そういう方々が応援して下さったんです。〈テンポは?〉って聞いたら〈180がいい〉とか、皆速いのが好きだから、どんどん速くなっていったり(笑)。最終的にアレンジャーさんと整えはしたんですけど、そういうこともあって、展開やリフが多い曲になりましたね」

――〈サビがあってもう一回追いサビ〉みたいな部分もいいなと思って。メタルの曲だったら、最初に聴いたリフを耳で追いかけるところがあるじゃないですか。〈あのリフ、いつ出てくるかなー?〉みたいな。でも、この曲ではリフがあまり出てこないですよね。

「もう、畳み掛けていますよね。これもまた最後に転調しますし。インストを作ってみて思ったのが、〈どうやって飽きさせないか〉っていうのが結構難しいなと思って。それで、これだけ展開が激しくなった感じですね」

 

ポリフィアら超絶技巧化したテクニカルギターシーン

――ライブでも演奏してるんですか? 全部物理的に弾けるの?

「やってます! 全部弾いてるので、〈どんだけ弾くの!?〉みたいな(笑)。他のギタリストがいる時は分けて弾くけど、自分一人の時はひたすら弾いてるので、指が摩擦で痛くなりますね(笑)。ずっと速弾きしてるみたいな感じで」

――私、この前FOX_FESTに行った時にポリフィアを見て、演奏はめっちゃ上手だけど、ギタリストはお客さんを煽るためにステージ上で動くより、わりと長い時間指板を見てるなって思って。インストバンドで大きな会場を盛り上げるとか、一体感を作るのって難しそうだけど、ずっと指板を見ながらでも不思議と盛り上がってたんです。“BRIGHTNESS”ぐらいの物量だったら、ライブで指板を見なくても弾ける感じなの?

「このぐらいだったら大丈夫です。ポリフィアはやっぱり難しすぎるっていうか、技術的に弾いてること自体がすごいなっていうレベルで。もちろん曲とかギターが良いのは前提で、ビジュアルもスタイリッシュだし、色んなプラスアルファがあるところが素晴らしいなって思って見てますね」

――最近のギターインストって、チョン(CHON)にしてもアニマルズ・アズ・リーダーズにしても、耳に入ってくるものはわりと難しいものが多いよね。格好良いし好きだけど、難しい(笑)。

「そうなんですよね。ポリフィアは特殊な盛り上がり方をしてる気がします。Twitter(X)で〈ティモシー・シャラメがギター弾いてるみたい〉っていう投稿を見て」

――私が書いたやつよ、それ(笑)。

「そうだ、西山さんだ(笑)。ほんとそうだなって思った」

――あんなふわふわ感のあるギターヒーロー、いなかったよね。ビジュアル的にもスクリーンに映し出される効果は大きく感じたし、優しく微笑んでくれるギターヒーローなんて、いなかったもん(笑)。

「あれだけギターが上手くて難しいのを弾けて、さらにあれだけ格好良かったら、そりゃそうだよねって思います。イングヴェイとか、もっと横暴な感じがしますからね(笑)。ご本人がどういう人物かは知らないんですけど、イメージ的にはギターの音がひたすら大きくて。ギタリストには〈王様〉みたいな人が結構多いイメージがありますね」

 

K-POPのトラックでギターを弾いたら?

――では、EPの中で一番新しい曲“THE EMPRESS”について。エキゾチックな感じですが、メロディがやっぱり歌メロっぽいのが面白いなと思いました。こういう75くらいのBPMのものって、今まで参加していたバンドでは案外なかったのでは?

「この曲はシバサキユウキさんという作編曲家との共作です。シバサキさんは元々ずっとK-POPっぽいトラックを作られている方なんですが、K-POPのトラックの上でギターインストをやってみたくて、〈一旦ギターインストっていうことを忘れて作って下さい〉ってオーダーを出したんですよ。

最近通い出したピラティスの教室で、TWICEとか、男女関係なくK-POPグループの曲がずっとかかってるんです。それで、DREAMCATHCERっていうグループが、本当かはわからないけどBABYMETALを参考にしてるらしくて、ハードロックっぽいギターが入ってる曲が多いので好きになって聴くようになったんですね。それと、K-POPの人ってデビューまでが無茶苦茶大変じゃないですか。だから、歌のクオリティがすごく高いんですよね。

K-POPを聴いていると、とても自由にトラックを作っているような感じがするので、〈その中でギターインストをやったらどうなるんだろう?〉っていうのが、今回の実験です。シバサキさんのトラックの上に自分でメロディを考えて乗せて、シバサキさんと相談しながら作っていった感じですね」

――ギターソロ部分は、華やかだよね。ソロとしても面白かったです。

「ギターシンセを入れたりとか、変わったことはちょこちょこやってますね」

――クロマチックスケール的なフレーズも聞こえるけど、ハーモニックマイナーとか、クロマチックとか、そういう基礎のスケール練習みたいなものってしているんですか? そちらのジャンルのプレイヤーはどうなんだろうっていう興味があって。ジャズは自分の思考がすぐ指先に反映されるように回路を繋げる練習をしているけど、メタル系の人はまた全然違うじゃないですか。難しそうなフレーズを聴いた時に、〈この人はどういう練習をしているのかな?〉と、よく思うんです。

「ハーモニックマイナーは意識して練習していないですけど、イングヴェイとかを弾くと強制的に練習になるところはありますね(笑)。“Far Beyond The Sun”とか、ひたすらそれを弾かなきゃいけないっていうのはあるので。クロマチックは指練習でやることがあるけど、大変ですね。地味な筋トレみたいな感じで(笑)。なので、ちゃんと一つ一つ押して弾いていく、みたいな練習はします。

最初の頃は独学だったので、そういう練習を何もやらず、好きなものをずっと弾いていました。プロになってから少し人に教えてもらったことはあって、やっぱりこういう練習って必要なんだって思いましたね」

――ジャンルは違うけれど同じミュージシャンとして思うのが、自分の活動の幅が広がって表に出ていけば出ていくほど色んなことをしないといけなくなって、練習時間が減っていくじゃないですか。そのあたりと折り合いをつけるのって、より商業規模の大きいロックだったら大変じゃないかなって思うんです。そういう中でインストに挑戦するって、特に大変なことだったんじゃないかと思ったのですが。

「そうですね。でもやっぱり、やってないことをやるっていうのは大事かなと思って。その中で大きかったのが、西山さんのNHORHMのセッションに参加させて頂いたことや、實成くんのプロジェクトなんです。インプロをやるっていうのがハードロックやメタル界隈ではまずないんですよ。

ギターは物すごく上手いんだけどインプロが全くできない人がとても多い、という話は聞きます。〈自由に弾いていいですよ〉が苦手なんですね。決まった難しいフレーズを丁寧に弾くことはできても、その場で〈Eマイナーで一発、ギターソロをどうぞ〉って言われても全然弾けないとか、メタルのプレイヤーはそういうところが特殊だと思います。なので、インプロを含むセッションを沢山経験させてもらったことが、積み重ねになっていますね」

 

未経験の場で他ジャンルももっと弾きたい

――ソロ活動で、また新しい広がりを感じていますか?

「最近、ソロで出演オファーを頂くことが増えています。あとTikTokで定期的にJ-POPカバーをやっているのですが、それをきっかけにオファーを頂いたりしていて、こうやって繋がっていくんだなって思いましたね」

――今後ギタリストとして、例えば10年後どうなっていたいとか、挑戦してみたいこととかはありますか?

「今は自分の活動がベースで、それに加えてtetsuyaさんのL’Arc~en~CielのコピーバンドLike〜an〜Angelでの演奏もあります。10年後にそれが続いているかはわからないですけど、自分の活動もやりつつ、もっと色んなところへ呼ばれるようになりたいと思っています。別のジャンルで、どういうことができるだろう?って。沢山のことを経験して、今までやったことがないアプローチをもっと取り入れて、色んなところで弾きたいなって思っていますね」

 


RELEASE INFORMATION
■SAKI

SAKI 『GERMINANS EP』 Deserted Zygos(2024)

■豪華盤(CD+Blu-ray Disc)

品番:DSZ-101
価格:5,500円(税込)

■通常盤(CD)
品番:DSZ-102
価格:1,100円(税込)

TRACKLIST
1. GERMINANS
2. THE EMPRESS
3. BRIGHTNESS

 

LIVE INFORMATION
■西山瞳
2024年6月28日(金)YouTubeにて配信ライブ
開演:19:00
https://www.youtube.com/user/hnofficialm

2024年6月29日(土)埼玉・蕨 Our Delight
開場/開演:13:00/13:30 ※2セット、入れ替えなし
出演:西山瞳(ピアノ)/鈴木直人(ギター)
MC一般/29歳以下の本業学生/29歳以下の社会人:3,600円/1,100円/2,600円(税込/別途1,000円分のドリンク券)
有料配信あり:https://twitcasting.tv/f:2943838705694855/shopcart/310695
https://ourdelight.blog.jp/

★詳細やその他のライブについては西山瞳のオフィシャルサイトへ

 

RELEASE INFORMATION
■西山瞳

西山瞳 『Dot』 MEANTONE(2023)

リリース日:2023年11月22日(水)
品番:MT-12
価格:3,190円(税込)

TRACKLIST
1. Turtledove タートルダブ
2. Dot ドット
3. The Rider ザ・ライダー
4. To Return トゥ・リターン
5. Tidal タイダル
6. Red and Yellow レッド・アンド・イエロー
7. Pigeons ピジョンズ
8. Baroness バロネス
9. Lighthouse ライトハウス
(全曲 西山瞳作曲)

■メンバー
西山瞳 ピアノ、作曲 Hitomi Nishiyama piano,compose
西嶋徹 ベース Toru Nishijima bass
則武諒 ドラムス Ryo Noritake drums
鈴木孝紀 クラリネット Takanori Suzuki clarinet (on 2, 3, 5, 6, 9)
橋爪亮督 テナーサックス、フルート Ryosuke Hashizume tenor sax, flute (on 2, 3, 5, 6, 9)
maiko バイオリン maiko violin (on 2, 3, 5, 6, 9)

2023年7月12-14日 群馬県高崎市 TAGO STUDIO TAKASAKIにて録音
録音、ミックス、マスタリング:松下真也(Piccolo Audio Works)
FAZIOLI F278使用
ピアノ技術:越智晃(Fazioli Japan Co., Ltd.)
アートディレクション:平岡直樹(yuu)

 


PROFILE: SAKI
2010年、慶應義塾⼤学在学中にmixxでクラウン徳間よりデビュー。2013年にメタルバンド、Mary’s Bloodに加⼊しコロムビアから再びメジャーデビューし、その後ビクター、徳間ジャパンコミュニケーションとメジャーレーベルを渡り歩きつつ国内外でツアーを精⼒的に⾏う。2019年に結成したNEMOPHILAではYouTube上で国内外の⽀持を集め、初めての有⼈ワンマンライブを渋⾕LINE CUBE SHIBUYAで⾏いソールドアウトさせる。YouTubeチャンネル登録者は約36万⼈となっている(2024年2⽉現在)。デーモン閣下、氣志團、LOUDNESSらと対バンライブを⾏うほか、海外でのワンマンツアーを経て⽇本武道館公演も⾏った。ヘヴィメタル専⾨誌「BURRN!」の⼈気投票ではギタリスト部⾨で⽇本⼈1位を獲得しており、10年にわたり⼥性では最⾼位を獲得し続けている。⼥性ミュージシャンだけの野外フェスティバル〈NAONのYAON〉ではレギュラーメンバーとして相川七瀬、Jill(Personz)らのサポートを⾏うほか、2023年よりLʼArc〜en〜Cielのtetsuyaが結成したLike〜an〜Angelにもメンバーとして参加している。2021年にリリースしたソロシングル”BRIGHTNESS”は⽇⽶英のiTunes Storeのインストゥルメンタル部⾨にて1位を獲得している。
オフィシャルサイト:https://chakixx.com/
X(旧Twitter):https://twitter.com/_chakixx_
Instagram:https://www.instagram.com/_chakixx_/
YouTube:https://www.youtube.com/@guitaristsakichannel3515

 

PROFILE: 西山 瞳 

79年11月17日生まれ。6歳よりクラシックピアノを学び、18歳でジャズに転向。大阪音楽大学短期大学部音楽科音楽専攻ピアノコース・ジャズクラス在学中より、演奏活動を開始する。卒業後、エンリコ・ピエラヌンツィに傾倒。2004年、自主制作アルバム『I’m Missing You』を発表。ヨーロッパジャズファンを中心に話題を呼び、5か月後には全国発売となる。2005年、〈横濱JAZZ PROMENADE ジャズ・コンペティション〉において、自身のトリオでグランプリを受賞。2006年、スウェーデンにて現地ミュージシャンとのトリオでレコーディング、『Cubium』をSpice Of Life(アミューズ)よりリリースし、デビューする。2007年には、日本人リーダーとして初めて〈ストックホルム・ジャズ・フェスティバル〉に招聘され、そのパフォーマンスが翌日現地メディアに取り上げられるなど大好評を得る。以降2枚のスウェーデン録音作品をリリース。2008年に自己のバンドで録音したアルバム『Parallax』では、スイングジャーナル誌日本ジャズ賞にノミネートされる。2010年、〈インターナショナル・ソングライティング・コンペティション〉(アメリカ)で、全世界約15,000のエントリーのなかから自作曲“Unfolding Universe”がジャズ部門で3位を受賞。コンポーザーとして世界的な評価を得た。2011年発表『Music In You』では、タワーレコードのジャズ総合チャートで1位、HMVの総合2位にランクイン。CDジャーナル誌2011年のベストディスクに選出されるなど、芸術作品として重厚な力作であると高い評価を得る。2014年には自身のレギュラートリオ、西山瞳トリオ・パララックス名義での2作目『Shift』を発表。好評を受け、アナログでもリリースする。2015年には、ヘヴィメタルの名曲をカバーしたアルバム『New Heritage Of Real Heavy Metal』をリリース。マーティ・フリードマン(ギター)、キコ・ルーレイロ(ギター)、ヤング・ギター誌などから絶賛コメントを得て、発売前よりメタル・ジャズの両面から話題になり、すべての主要CDショップでランキング1位を獲得。ジャンルを超えたベストセラーとなっている。同作は『II』(2016年)、『III』(2019年)と3部作としてシリーズ化。2019年4月には『extra edition』(2019年)もリリース。自身のプロジェクトの他に、東かおる(ボーカル)とのボーカルプロジェクト、安ヵ川大樹(ベース)とのユニット、ビッグバンドへの作品提供など、幅広く活動。〈横濱JAZZ PROMENADE〉をはじめ、全国のジャズフェスティバルやイベント、ライブハウスなどで演奏。オリジナル曲は、高い作曲能力による緻密な構成とポップさが共存した、ジャンルを超えた独自の音楽を形成し、幅広い音楽ファンから支持されている。