SACDハイブリット盤によるジョン・アダムス作品集。ミニマル音楽を普段聴きなれていない方は難解な作品だと感じ取るかもしれないが、何度も何度も聴くと自ずとその世界にはまってしまう。全てが綿密に計算されていると感じずにはいられない“ダンスとやらについてのジョンの本”では息のあったアンサンブルに脱帽。“チャイナ・ゲート”の美しき旋律を一度聴くと、その余韻に浸ってしまう。極めつけは代表作でもある“ハレルヤ・ジャンクション”。演奏しているのは何とシュトックハウゼンの娘マイエラ・シュトックハウゼン。2人の才能が一際輝いてる。