なんと! アカペラの王者、リアル・グループ(RG)がビッグバンドと共演!した。しかも、グルーヴィーな歌唱と抜群にスウィンギーなバックが相まったご機嫌なアルバムに仕上がった。さらにさらに選曲に、このところ「Beatles Jazz」として、様々なアルバムでカヴァーされているビートルズの作品群の中から《Can't Buy Me Love》が選ばれた。この乗りが最高で、“パーリー・チューン”に推薦したい曲。そして、クリスマスの夜に聴きたい気持ちにさせる《Embraceble You》。情感の籠もったバースはベテランヴォーカル・ファンも納得だ。そして、口笛で始まる⑦はこれからのRGを感じさせるポップな感覚。現代の“ボタンとリボン”!?