ソロとしては高い評価を受けた『B級映画のように』以来となる待望のサード・アルバムがついに登場。徹底的に自分と向き合い、考えを巡らせる彼自身の厳しさ、激しさと音楽の重みを見た前作から7年、守る家族ができたことで切実さを増す現実との闘い、そして作り手としての苦悩との闘いと、公私に渡る岐路が影を落とすも、AutomaticやKM、VaVaやDJ UPPERCUTらの新たな音に向かうことで乗り越えんとみずからを解放する姿は軽やか。別名義でほぼ半数のビートを自身で手掛けたことも然りで、Ace-upと共同制作したジュークの“Hustle”にもいい意味で裏切られた。現状打破のアドレナリンを燃やす圧巻の“Deep Soul”をはじめ、もはや定番となったEVISBEATSや、C.O.S.A.との曲も収録。