USインディー界のヒーロー、自主レーベルを立ち上げての4作目。これまでのローファイ、ドリーミーな質感からは離れ、ヴィンテージながらもハイファイな音作りが耳を引く。音数も少なく、左右のパンニングの振り方も独特だ。フォーキッシュでありながら、トロピカルな雰囲気を付与する不思議なパーカッション使いなどは、かねてから影響を公言し、近年では親交を深めた細野晴臣を思わせる。