約3年ぶりとなる6枚目のアルバムは、従来の凶暴さに拍車をかけつつ、キャッチーなメロディーセンスも際立たせた一枚に仕上がった。そう、ラウドさとポップさの色合いがより鮮明化されたことで、両要素が効果的にせめぎ合う極上のケミストリーが生まれている。特にオールディーズ調の歌メロに驚く“SO BLUE”は完全に新境地と言える作風だ。一方で、今回はサポートを務めるZAX、YOUTH-K!!!、金子ノブアキによるドラム・フレーズをあえてMIDI化して再構築するという実験的な試みが施されており、さらに生々しいデジタル・ハードコアへと成長。それも破壊力満点の音像を手に入れた理由だろう。HIROSUKE(BALZAC)とのコラボ曲“DEEP INSIDE”を含む、充実の全12曲だ。