ロンドンを拠点に活動するパーカッション奏者サラシー・コルワル。ニンジャチューンからリリースされた初作にはシャバカ・ハッチングスも参加しており、彼もまた活況を呈するUKジャズのキーマンだろう。ギアボックスからのリリースを挟んでコメット・イズ・カミングなど先鋭的な作品を数多くリリースするリーフから。アフリカやカリブとの親和性が高いこのシーンにおいてインドという点で異彩を放っていたが、今作では更にモーラムを取り入れたりとかつてのストイックなエキゾ・スピリチュアルから大きく進化し強烈な雑種ジャズに。LAのデクスター・ストーリーと並べて語りたいシーンの異端児だ。