ハナレグミCorneliusDE DE MOUSEら錚々たるアーティストとコラボした、日本が誇るタブラ奏者、U-zhaanによる初のソロ名義作品。HIFANAは異国トリップ度炸裂のブレイクビーツを展開し、環ROY鎮座DOPENESSによるユニット、KAKATOは脱力的なラップを繰り広げ、Ametsubは繊細な電子音で郷愁と涙を誘う等、ジャンルを超越し、乱れ打ち、降り注ぎ、揺らめく、自由自在なタブラのビートはまさに圧巻の一言! 中でもピアニカの音色が素朴&牧歌的過ぎる、坂本龍一との 《Technopolis》カヴァーには思わずにんまり…。楽曲ごとに注入された、この遊び心の絶妙なブレンド&スパイス具合が最高です!

 


 

ASA-CHANG & 巡礼への参加で知られ、インド在住時のツイートをまとめた本がベストセラーになるなどで話題のタブラ奏者による、初のソロ作。今作は坂本龍一コーネリアスをはじめ、さまざまなアーティストと1曲ずつコラボするという内容で、HIFANADE DE MOUSEとのアッパーなダンスものや、環ROY&鎮座DOPENESSとの異形なヒップホップ、Ametsubとの不可思議なエレクトロニカ、agraphも交えたインド音楽まで多種多様なサウンドがパッケージされている。なかでも、ハナレグミとの切なく心を揺さぶる歌モノはハイライトのひとつと言えるか。どの曲でも、まるで対話をするように相手の音楽(性)のなかにスッとフィットするタブラを叩く、彼独自のセンスを十二分に楽しめる一枚!!

【参考動画】U-zhaan×環ROY+鎮座DOPENESSによる2011年のライヴ映像