現代シタール奏者といえばこの人アヌーシュカ・シャンカール。偉大なる父ラヴィ・シャンカールから受け継いだ伝統、技巧、意志を妹ノラ・ジョーンズとも共鳴するジャンルや伝統に縛られない現代的感性で育み新たなインド音楽を模索し創りあげてきた彼女の最新作はタイトルの通り“HOME”に立ち返ったインド伝統への回帰作であり、師でもあるラヴィへのトリビュート的意味合いをもった作品となっている。伝統的な美しい旋律の「ラーガ」を瞑想的かつ技巧的に聴かせ聴くものの心を浄化し、シタールの魅力を十二分に堪能させる。はじめてインド音楽を聴くという方にもオススメの1枚。
現代シタール奏者のアヌーシュカ・シャンカールがインド伝統音楽へ回帰、父/師であるラヴィへのトリビュート的作品
DG Deutsche Grammophon