ロジックに続いて今年はマイリー・サイラス“D.R.E.A.M.”でもウータンの遺産が利用されるなか、それらの企画にも気安く駆けつけているのがゴーストフェイス。久々に登場した純然たるソロ新作は、インスペクター・デックの傑作『Chamber No.9』も手掛けたダニー・カイアッツォが全曲を制作し、ロウな感触の横溢するソウル使いでクラシックなGFK像の再現を試みる。軍団きっての安定したクォリティーはここでも余裕で健在だ。