広島交響楽団、ブレーン株式会社、タワーレコード、3社の共同企画がスタート。第1弾として、2017年4月から音楽監督に就任している、下野竜也氏との壮大なブルックナー5番が選ばれた。音源は2019年5月、広島での定期演奏家のライヴで、下野氏の思い入れの深さと、両者の綿密な準備により築き上げられた渾身の一作。曲のセレクトや完成度の高さ、音源を世に問う意義含め、日本のオーケストラ界に一石を投じるアルバムと言えるのではないだろうか。演奏時間も80分弱の熱演。ブルックナー・ファンならずとも、全国の幅広い音楽ファンに聴いていただきたい力作。