BiS Brand-new idol Society Revolver(2019)

電撃的な解散から陣容を一新しての再始動まで、お騒がせグループの本領発揮とも言える話題の相次いだ2019年。ただ、この第3期のデビュー・アルバムは、幕開けの“STUPiD”が(顔出し前に)披露された時点から、圧倒的な歌唱力とラウドな意匠の好相性によって過去を振り切ってみせました。 *出嶌

 

アップアップガールズ(2) アオハル1st T-Palette(2019)

(仮)­­­の妹分でありながら、ねえさんたちとは異なるベクトルでチャームを輝かせてきた彼女たち。2017年の誕生から2年半を経てのファースト・アルバムとなった本作では、加入して半年足らずの3期生3名も頼もしさを発揮。一段とパワーアップした(2)の姿を見せつけてくれました! *久保田

 

BEYOOOOONDS BEYOOOOOND1St zetima(2019)

ハロー!プロジェクトのニュー・ブリードとして注目されてきた12人組の初アルバム。イズムの伝承とはまた異なる遊び心が功を爆発し、MV込みで最高な“アツイ!”などユニークな楽曲が揃っています。小林萌花のピアノなどメンバーの技量が作品に反映されるのも珍しく、次の一手も楽しみです! *出嶌

 

星歴13夜 Hugdreamy Horoscope コドモメンタルINC.(2019)

レーベルの先輩グループたちとはひと味違った、〈正統派〉〈可愛らしい〉といったキーワードにも触れるチャームを引っ提げ、デビュー年を駆け抜けた彼女たち。ハイエナジーから癒しまで、スターリーな楽曲で夢心地な世界を描いていく5つの星座の輝きは、まだまだ大きくなりそう! *久保田

 

EMPiRE the GREAT JOURNEY ALBUM avex trax(2019)

年頭のメンバー脱退を劇的に昇華し、NOW EMPiREの加入も受けて姉貴分のBiSHらとは異なる独自性へ舵を切った2019年の彼女たち。その集大成となるこのセカンド・アルバムはサウンド・カラーの統一感を意識したタイトな力作で、シメの“I have a chance!!”はガチで明るい未来を予見させるものでした。 *出嶌

 

Maison book girl 海と宇宙の子供たち ポニーキャニオン(2019)

音の隙間まで美しいアヴァンなサウンドと、内省的な歌詞の世界観が〈ブクガ印〉ではあったが、『SOUP』『umbla』といったシングル、そして年の暮れに滑り込んできたこちらのアルバムでは、個性と豊潤さを増した4人の歌声にもぐっと耳を惹かれるものがあり、確かな進化を見せてくれた。 *久保田

 

私立恵比寿中学 playlist ソニー(2019)

主催フェスや古代遺跡でのライヴ、地上波での主演ドラマなど、結成10周年イヤーということで、いつにも増して盛り上がった一年。そしてなんといっても、3月の『MUSiC』、こちらの『playlist』とハイスペックなアルバムで、10年選手は伊達じゃないってところを存分に見せつけてくれました。 *久保田

 

ぜんぶ君のせいだ。 或夢命 コドモメンタルINC.(2019)

4月には日比谷野外大音楽堂でのワンマンも実現させる一方、メンバーの入れ替わりや頻繁なリリースもあって話題の絶えなかった彼女たち。2019年には再録アルバムを2枚リリースしましたが、暮れにはこちらのオリジナル・アルバムも届き、5人で突き進んでいく熱い意志を感じさせてくれました! *出嶌