Mikiki編集部員とTOWER DOORS担当・小峯崇嗣の5人が毎週火曜(歌謡)日に〈トキめいた邦楽ソング〉をレコメンドする連載〈Mikikiの歌謡日!〉。今週も張り切ってまいります。紹介した楽曲は下記SpotifyとYouTubeのプレイリストにまとめているので、併せてお楽しみくださいね。 *Mikiki編集部
【高見香那】
ロスカ “Pree Me ft. なかむらみなみ”
なかむらみなみさんがUKファンキーを代表するロンドンのDJ/プロデューサー、ロスカ(Roska)とコラボ。ストロー刺したお茶割り片手にばっちり乗りこなしていてすごい。みなみさんの白目を見るとすごく元気が出る不思議。
Limited Express (has gone?) “Zombie Party feat.テンテンコ、碧衣スイミング、なかむらみなみ”
こちらはリミエキの最新アルバム『perfect ME』のレコ発より、テンテンコさん、碧衣スイミングさん、なかむらみなみさんをゲストに迎えて披露されたHave a nice day!のカヴァーのライブ映像。個性バラバラな4人の女性がそれぞれに最高で見入ってしまいます。大石規湖さんの映像がまたいいですね。
【小峯崇嗣】
The mellows “Mild Night Beam”
TOWER DOORSでも去年紹介したThe mellowsが新作『MEMORY OF HOLO LOVE』を先週リリース。収録曲から”Mild Night Beam”のMVが公開されているのですが、さすがとしか思えない美しいサウンドに聴き入ってしまいました。ヴェイパーウェイヴを感じさせつつ、インディー・ロックに組み込む日本でも稀有なバンドだと思っています。
さとうかさね ”On My Way”
東京拠点に活動しているシンガー・ソングライター、さとうかさねの去年リリースされたデビュー・シングルです。80年代のAORや、シティー・ポップからの影響を感じさせるハイセンスなメロディーに心を一瞬で奪われてしまいました……。
【酒井優考】
チャンポンタウン “Bayang Bayang”
昨年特集したチャンポンタウンのワンマン・ライブでの新曲映像。ほんわか&ちょっぴり切なかったイメージからガラッと変わって、土着的なリズムにダークなメロ。ベースはブリッブリだし、後半のユニゾンが超カッコいいし、チャンポンタウンの新機軸や~。
Nanakamba “yearning”
やおたくやさんが新バンドを始めたと聞いて。しかしこれ3人とも只者じゃないな。
「『攻殻機動隊 SAC_2045』予告編」
新生攻殻のオープニング曲を手掛けるのが常田大希(King Gnu)率いるmillennium parade! ついに、ようやく、Netflixに加入する時が来たかな……(それでもしなさそう)。
【天野龍太郎】
Gimgigam “Life (feat. Lisa)”
昨年、Local Visionsから『The Trip』を発表したGimgigamさんの新曲。ヴォーカリストとしてwai wai music resortのLisaさんが参加していて、透明感のある歌声が最高です。wai waiでの歌とはまたちょっとちがう表情を見せているのも魅力的。『The Trip』のメロウでトロピカルでダンサブルな音楽性とは異なり、この“Life”はアコースティック・ギターや歪んだエレキ・ギターの音が印象的なインディー・ロック、オルタナティヴ・ロック路線。Gimgigamさんのサウンドの引き出しの多さに驚かされます。Gimgigamさんとwai waiも出演する〈Yu-Koh β版〉2デイズが楽しみ!
GOODMOODGOKU “Chill”
GOODMOODGOKU、約半年ぶりの新曲! うれしい。ノスタルジックなヒップホップ・ビートに意外性があって、でもぴったりとハマっているのですごいですね。〈聴きなラヴはステレオ〉っていうラインがいい……。とろけます。
TAKABO “SUIYORU”
舐達麻のバダサイが〈俺には仲間と家族がいる。鷹暴は兄弟。〉と言うTAKABOの、スモーカーズ・ディライトなニュー・シット。勢いしかない、がなり立てるラップがかっこいい。
MU-TON × 紅桜 “Smoke Chiva Chiva”
こちらもスモーキンネタの一曲。MU-TON × 紅桜でアルバムを作っているというんだから、楽しみですね。紅桜のフロウには、どことなくレゲエ・ディージェイ的なニュアンスがあって好き。
dodo “yo 2 bae”
dodoちゃんから約1か月半ぶりに新曲が届けられました。ビデオをYouTube Space Tokyoで撮影しててびっくり。なおdodoはインディペンデント・マガジン『STUDY7』にも登場しているので、要チェックです(私もblack midiへのインタビューで寄稿しています!)。
田島ハルコ “SUN Jewel”
1月31日(金)のワンマン・ライブ@東京・渋谷WWWに向け、さらなる新曲を発表した田島ハルコさん。〈パリキ〉とはパリスキッズのことだとか。参照点は中東ポップスなのか、アジアン・ポップスなのか、ボリウッドなのか、はたまたジェイ・Z&カニエ・ウェストの“Niggas In Paris”なのか……。田島さんの作るサウンドは興味深いです。
藤井 風 “何なんw”
YouTubeのカヴァー動画で話題を呼んだシンガー・ソングライター、藤井 風の新曲。グルーヴィーでソウルフルなポップスですが、曲名とのギャップがすごくて、何回も驚かされます。特にサビが素晴らしい。めちゃくちゃ気になる存在です。
Liyuu “Magic Words”
中国上海在住の超人気コスプレイヤー、Liyuuさんが歌手デビュー。シングル“Magic Words”が先週22日にリリースされました。Liyuuさんの歌声ももちろん素敵ですが、TAKU INOUE=井上拓さんによるキラキラしたエレクトロ・ポップなプロダクションとビート、ドラマティックな楽曲構成に惹かれます。
【田中亮太】
ぷぷぷ “406”
遅ればせながら……シリーズ。鹿児島出身、現在は東京で活動しているという3人組、ぷぷぷが去年の12月に公開したこの曲。声質の違う2人の女性ヴォーカルによる掛け合いは気持ちいし、ゆったりとしながらも力強い演奏が魅力的です。まだ戻れない旅人のためのブルース。フォーキーに見せかけて頑強なロック!ぶりには、同郷のGO!GO!7188を思い出したりも。