作品を重ねるたびに奥深さと濃密さを増していくトリオ。ストリングスの鮮烈なシティー・ソウル“A都市の秋”で粋な緊張感を放ち、柔らかなハーモニー・ポップの描く晴れ晴れした風景によって聴く者の心を解放するかのような出来映え。林静一のジャケがミスマッチかと思えばそうでもないのがおもしろい。