アラバマ州バーミンガム出身の女性シンガー・ソングライターによる5作目は、ノイジーなギターが鳴り響くグランジーな前作から一転、歌と生楽器を中心に据えたフォーキーなアメリカーナ作品に。主役の声とメロディーはいままで以上に感傷的で郷愁を誘い、聴き手の涙腺を刺激するには十二分。乾いた質感のシンプルなバンド・サウンドが良い意味で歌を引き立てていて、何回も繰り返し聴きたくなるアルバムですね。