Twitterを中心に話題となっている音楽ZINE「痙攣 Vol.1」が、本日5月28日から再販されている。
『痙攣』の300部の増刷分が在庫入りました!販売再開です! https://t.co/RJxPcgwByq
— 李氏 (@BLUEPANOPTICON) May 28, 2020
「痙攣」は、李氏が編集長を務める音楽ZINE。5月6日に発売されるやいなや、Twitterなどの口コミで広がっていき、初版400部が即完売した。
すでにアーティスト、ジャーナリスト、ライターなどの音楽関係者の間でも話題となっており、THE NOVEMBERSの小林祐介や柴那典、荏開津広らが取り上げている。
「痙攣」到着。じっくり読みます。 pic.twitter.com/MC7YyeSNFo
— THE NOVEMBERS (@THE_NOVEMBERS) May 11, 2020
〈チル/暴力〉を特集テーマに掲げる「痙攣 Vol.1」は、李氏による小沢健二やナイン・インチ・ネイルズ、GEZANについての論考のほか、批評家の伏見瞬による〈THE NOVEMBERSと変革の最低条件〉、s.h.i. × カヤマ × 清家咲乃による鼎談〈Metal The New Chapterの可能性〉、吸い雲 × ヨアケノによる対談〈もっとチルしていたいのに〉などの記事を掲載。李氏の〈既存の音楽誌やメディアに飽き足りない〉という動機から生まれた、読み応え十分のユニークな一冊になっている。
「痙攣 Vol.1」は、現在BASEで販売中(なお、Vol.2は〈もう一度ユートピアを 国内音楽特集〉として構想中だとか!)。
INFORMATION
痙攣 Vol.1 チル/暴力 特集
【目次】
序文 李氏 2400 字
1. 小沢健二、ジョーカー、BUCK-TICK ―生活から生へ― 李氏 18,000字
2. 次世代の「ロック」の在るべき姿 ―Bring Me The Horizon『amo』論― カヤマ 4,400字
3. 世代と環境を巡って 李氏 × 清家 対談 3,000字
4. モンタージュ音楽論(Solange、小袋成彬、JPEGMAFIA)―ビートのコラージュによって紡がれる楽曲たち― ♨ 8,100字
5. もっとチルしていたいのに 吸い雲 × ヨアケノ 対談 9,500字
6. Vegyn『Only Diamonds Cut Diamonds』評 吸い雲 1,600字
7. 長谷川白紙『エアにに』評 李氏 2,100字
8. Metal The New Chapterの可能性 s.h.i. × カヤマ × 清家 対談(でかいエドさん司会)19,000字
9. NINE INCH NAILS≠Trent Reznor ―バンドから群れへ― 李氏 4,500 字
10. THE NOVEMBERSと変革の最低条件 伏見瞬 8,800字
11. 戴冠 ―Billie Eilishと私― 清家 3,200字
12. 叫ぶ女 s.h.i. 6,000字
13. 声と革命 ―GEZAN『狂(KLUE)』論― 李氏 8,600字
編集後記 李氏 1,500字