ドラマーのマイク・ロウリーを正式メンバーに迎えた4人体制では初となる3年ぶり6枚目のアルバム。評価の高かった前作『The Far Field』ではジョン・コングルトンを起用していたのに対し、今回はエンジニアのスティーヴ・ライトと共同でバンドが初めてのセルフ・プロデュースにも挑んでいる。エモーショナルに甘酸っぱく疾走する彼ら本来の持ち味がダイナミックにサウンドに表出され、よりダイレクトに魅力を伝える痛快な一枚だ。