「80sも、イマっぽすぎるのは逆にお洒落じゃないのかな、ふざけてるぐらいがいいのかなって(笑)、最近思ってて。そういうので言うと、マーチャンダイズの最新作はだいぶ80sで……オレンジ・ジュースとかスミスみたいになってましたからね。ヴィジュアル的な意味でも良いなと。あとLilliesのKENTとよく話すのが、フューチャー・アイランズ。やっぱり良いですよね。両方4ADか。レーベルなら、キャプチャード・トラックスもふざけて昔のオマージュみたいな見せ方してるけど、ミックスとかは新しいんですよね。ああいうところに刺激を受けますね。
それと、今回のアルバムを作った後ぐらいから、日本のその手の作品も聴くようになりました。プロデューサーに〈なんでアルバム作ってるときに教えてくれなかったの!?〉って言いたいぐらい(笑)、日本にカッコ良い人が多くて。初期の吉川晃司とか、岡村靖幸もめちゃくちゃカッコ良いシンセの入れ方してるし、大澤誉志幸の“恋にjust can't wait”はドラムの音もシンセの音もセンスがずば抜けてます。ずっと洋楽に耳が行ってたけど、当時の日本でこんなすごい音が鳴ってたんだって……いまさらながら聴いてますね(笑)」(Sho)。
▼関連作品
左から、マーチャンダイスの2014年作『After The End』、フューチャー・アイランズの2014年作『Singles』(共に4AD)、クラフト・スペルズの2014年作『Nausea』(Captured Tracks)、岡村靖幸のベスト盤『早熟』、大澤誉志幸の85年作『in・Fin・ity』(共にエピック)
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