「ツイン・ピークス」のデイヴィッド・リンチの自伝が遂に邦訳! リンチの親友でジャーナリストのマッケナが綿密に調査して書いたバイオグラフィーと、そのバイオグラフィーをリンチが読んで訂正しながら思ったことを書いたものが交互に章立てされたユニークな構成だ。「砂の惑星」の失敗や「ツイン・ピークス」の成功(劇場版製作の動機判明!)「スター・ウォーズ」監督オファーの話など、内容はそれは面白いに決まっている。おまけに、リンチの章はインタビューに答えるような文体なので見た目(704ページの大著)より遥かに読み易い。ディランやフェリーニに会ってミーハーになるリンチの可愛さにも注目。