気のせいかもしれないけど、音楽系の映画作品の公開が多いような気がする今日この頃。役者が演じるレジェンド・ミュージシャンの伝記映画もあればドキュメンタリーもあり、どれも興味深いものばかりなので、Mikiki編集部員が軽く前のめりになったこれから公開される音楽関連映画をざっくりまとめてみよう!
★「JIMI:栄光への軌跡」 4月11日より全国ロードショー
その名の通りジミ・ヘンドリックスの伝記映画。アウトキャストのアンドレ3000ことアンドレ・ベンジャミンのジミヘン憑依っぷりがまあスゴイ! 本作はintoxicateプレゼンツの試写会が開催されるので、いち早く観たい!という人はいますぐご応募を。
★「ワイルド・スタイル」 3月21日より全国順次公開
83年に公開され、ナズやパブリック・エナミーらに影響を与えたという映画がなんとこのたび劇場公開! 82年のNYはサウス・ブロンクスを舞台に描かれ、実際のDJやラッパー、グラフィティー・ライター、ダンサーらが登場するヒップホップ・カルチャーの夜明けの時を切り取った作品だ。ファッションもカッコ良すぎる!
★「ジェームス・ブラウン〜最高の魂(ソウル)を持つ男〜」 5月30日より全国ロードショー
その名の通りジェイムズ・ブラウンの伝記映画。〈生まれた時から家族も金も希望もなかった、だけど少年には……魂(ソウル)があった〉というキャッチからしてもう観るしかない! さまざまに語り継がれているJBの姿がどのように描かれているのか気になりますな。ちなみに、プロデューサーはミック・ジャガー。
★「デュラン・デュラン:アンステージド」 4月17日公開
キラーズ × ヴェルナー・ヘルツォーク、ジョン・レジェンド&ザ・ルーツ × スパイク・リーなど、ミュージシャンと映像作家がコラボしてきたオンライン・コンサート〈Unstaged〉。このたび、2011年にデュラン・デュランがデヴィッド・リンチとコラボした一夜限りのステージが日本公開に。ジェラルド・ウェイやケリス、マーク・ロンソンらもゲスト出演しているとのことで、さてどのような音楽と映像の化学反応が起こったのか、気になりますな。
★「LOVE & MERCY」(原題) 8月より全国ロードショー
〈ブライアン・ウィルソン公認〉というのが頭に付く、ブライアン・ウィルソンの自伝ドラマ。彼の波乱万丈な半生が描かれているそうで、70年代以降のブライアンをジョン・キューザックが演じているとのこと。いまのところトレイラー映像が公開されていないので劇中の様子はあまりわからないけど、ジョン・キューザック好きとしては、彼がどのようにブライアン暗黒時代を再現しているのか、気になりますな。
★「JACO: THE FILM」 海外で今春DVDリリース予定
伝説のベーシスト、ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画。これは海外でも劇場公開ではなくDVDでのリリースになるとのことで、メタリカのロバート・トゥルージロが製作を担当している。ジャコの家族のほか、レッチリのフリーやカルロス・サンタナ、ハービー・ハンコックなどなど錚々たる面々へのインタヴューを中心とした内容のようだ。なお、同作のパッケージはクラウド・ファンディング・サイトのPludge Musicで予約を受付中。日本語字幕版もあったらいいのに~。