スリー・ロコの一員としてマッド・ディセント入りしたヒューストン出身のラッパーが、ミックステープ戦線を経てついにソロ公式盤を投下。MTVのリアリティー番組で脚光を浴び、ソウルジャ・ボーイの配下にもいた変わり種だが、極彩色のパーティー・ギャングという確立されたキャラクターは、ビースティ某イズ似のフロウによって各曲にしっかりネオン・カラーを塗布している。トラック制作/ゲスト陣にはディプロと腹心のDJAを中心に、ハリー・フラウドやマック・ミラー、マイク・ポスナー、アンバー・コフマンらの名がズラリ。単細胞なロック・チューンなど飛び道具も挿みつつ、注目はやはりDJマスタード製の“How To Be The Man”で、その〈Houston Remix〉にはスリム・サグとポール・ウォールも参加!