音楽家への取材が中心になっているMikikiですが、作家や写真家、映像作家、漫画家、演劇関係者など、関わってもらう方は多種多様。そこで、音楽家以外の表現者のみなさんが好きな音楽は?という興味から、新連載〈My Favorite Songs〉をスタートさせました。毎回、1人の選曲者が設定したテーマと、それにもとづく3曲以上の選曲を記事化。〈あの人がこの音楽を好きだったんだ〉という発見や、音楽とほかのカルチャーとのクロスオーバーを楽しんでもらえたら幸いです。記念すべき初回には、Mikikiでいつも撮影してもらっている独創的な写真家Kana Tarumiさんが登場。 *Mikiki編集部


 

何年経っても繰り返し聴いてしまう4曲

選曲によせて

Mikikiはカメラマンとして駆け出しの垂水を何度も採用してくれた媒体で、これまで思い出がありすぎますね。。。貴重な経験もたくさんさせて頂き、垂水を成長させてくれた媒体です。今回垂水のお気に入り4選を記事にして頂けるという事で、大変光栄です! 今回はとりあえず垂水って誰だって事で、私を表す4曲を(絞るのはなかなか大変でしたが)選ばせていただきました。

 

Zwan “Jesus, I
(2003年作『Mary Star Of The Sea』収録

ZWAN 『Mary Star Of The Sea』 Reprise(2003)

19、20歳の時に当時よく行っていたディスクユニオン(タワレコじゃなくてごめんなさい)でジャケ買いしたCD。ビリー・コーガンのバンドだとは全然知らず、そもそもスマパン(スマッシング・パンプキンズ)は通っていなかったのになぜかズワンにはどっぷりハマってしまい。特にこの曲は7:30くらいからの流れと後半のドラムとギターが大好きで、いつまで経っても移動中にまず最初に聴きたくなる曲です。

 

Daughter “Youth”
(2011年作『The Wild Youth EP』収録曲

DAUGHTER 『The Wild Youth EP』 ‎Glassnote(2011)

きっかけは覚えてないんですが多分ジャケ買いしたCD。ドーターは全アルバム好きです。全曲どれも歌詞が映画のワンシーンのようで、ドーターと出会ってから私の中にある写真においての光と影がはっきり見えて、影響がもろに出てると思います。2016年の来日公演も行きましたね。。。ボーカルのエレナ・トンラは同い年くらいなんです。一体どんな方なのか。いつか撮ってみたいバンドです。

 

Penfold “I’ll Take You Everywhere”
(1998年作『Amateurs & Professionals』収録曲)

20歳の頃当時働いていたライブハウスで来日公演をしてくれたバンド。当日私は休みだったのですが、「絶対垂水好きだからリハだけでも来た方がいい」と職場の先輩に言われて観に行ったらまんまと惚れてそれ以降ずーーーと聴いてます。あの時、お客さん優先だと思ってCD買わなかったんですよね。。。先輩にすぐ借りたんで聴けましたが。後悔してます。秋、冬に夜散歩しながら聴きたい曲No.1ですが、ちょうど先日暑すぎて冬を思い出したくなって聴いてました。

 

Beastie Boys “Lee Majors Come Again”
(2011年作『Hot Sauce Committee Part Two』収録曲

BEASTIE BOYS 『Hot Sauce Committee Part Two』 Brooklyn Dust Music/CUS/ユニバーサル(2011)

中学の時にMTVか何かでNYの地下鉄から出てくるパフォーマンスの映像を見てから好きになったバンドです。初期の楽器持ってた時期も好きですが、この最後のアルバムを1番聴いてると思います。初期のバンド期とチェケチェケ期がうまく合わさって最終形態のような、良いとこどりって感じで好きです。私は音楽は本当に雑食なんで、ジャンルとして変化していったビースティ・ボーイズだけど、全部ちゃんとビースティ・ボーイズなところに惹かれるというか、とにかくずっとかっこいいです。

 


EXHIBITION INFORMATION
高井 息吹 “金星の声” 写真展

2024年8月31日(土)~2024年9月10日(火)東京・早稲田 アンクヴィンテージ
OPEN:16:00~22:00(水曜定休日)
入場無料
https://unk.fashionstore.jp/

 

LIVE INFORMATION
高井 息吹 “金星の声” 写真展 インストアライブ
2024年8月31日(土)東京・早稲田 アンクヴィンテージ
開場/開演:16:45/17:00

■チケット
前売一般:2,500円
当日一般:3,000円
学生:1,500円(学生証提示)
チケット予約フォーム:https://forms.gle/EJZWRYzXA4bRkqu79

 


PROFILE: Kana Tarumi
東京都出身。20歳の頃から独学で写真を始める。現在は様々な大型音楽フェスにおけるオフィシャルカメラマンや、 数多くのアーティスト写真、WEB媒体でのポートレート、 雑誌、ファッション、広告等様々な場面で活躍中。
HP:https://www.kanatarumi.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kanatarumi/
X:https://twitter.com/tarumikana