前身バンドの不幸な解散後に集まった面々――アンダーワールドの近作でも演奏したカール・ハイドの愛娘タイラーや、ジョックストラップのジョージア・エラリー、グッド・ウィズ・ペアレンツのルイス・エヴァンスも含むロンドンの男女7人組がニンジャ・チューンから満を持してアルバム・デビューだ。マイブラやソーリーらを手掛けたエンジニアのアンディ・サヴァースを迎えて全編をライブ録音し、シングルではダン・キャリー制作だった“Athens, France”もアルバムの一部として再構築。サックスの痙攣や鋭角的なヴァイオリンを伴ってフリーキーな反復の美学を突きつける“Science Fair”や“Sunglasses”など、自由に始まって無造作に終わる衝動的な長尺の音塊がポスト・パンクの伝統性を新鮮に伝える快作!