2022年の『Ants From Up There』リリース直前にフロントマンが脱退し、翌年には現体制で新曲のみのライヴ盤を発表していた6人が、ついに初のスタジオ・アルバムが完成した。ほぼすべての作曲/ヴォーカルを女性メンバー3人が担当し、ノーブルで凛とした歌声と美しいハーモニーがバロック・ポップ~ソフト・ロックを下地にしたアレンジと重なり、教養豊かで人柄の良い紳士淑女たちのお茶会に招かれているかのような極上の音世界に運ばれる。ひとつひとつの楽器がクリアに録られたジェイムズ・フォードの音作りも演奏の素晴らしさを際立たせており、脱帽せざるを得ない再出発だ。
ブラック・カントリー・ニュー・ロード(Black Country, New Road)『Forever Howlong』紳士淑女たちのお茶会のような極上の音世界へようこそ! 新体制初のスタジオアルバムに脱帽
