向井太一『COLORLESS』どの楽曲も異なる色合いを放っていながら、するりと耳に馴染んでいくのは、無色でピュアな自分を忘れないでいるから

2021.04.30

豪華なプロデューサーを迎え、多彩なサウンドで聴かせるフル・アルバム『COLORLESS』。タイトル曲のバラード“Colorless”は、葛藤を抱きつつも、〈無色〉の自分を信じる強さが心に刺さる一曲。〈時には綺麗じゃなくても/混ざった色になっても/心だけは 真っさらだ〉。ラスサビにかけて圧倒的なエネルギーを放ち、メッセージ性のある言葉が優しく背中を押してくれるようだ。華やかで多幸感に溢れた“Love Is Life”に、グルーヴに身を浸らせられる“Ups & Downs feat.mabanua”、色気と切なさが滲む“Don't Lie”“Bed”など、〈COLORLESS〉とは言えどの楽曲も異なる色合いを放っていながら、どの楽曲もするりと耳に馴染んでいく。無色でピュアな自分を忘れないでいるから、きっとそこに描かれる色が鮮やかに美しく映えるのだろう。

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