ZARDのトリビュート・バンドとしてデビューしたSARD UNDERGROUND が待望のファースト・アルバムをリリース! これまでのバンドの歩みと成長、そして彼女たちの輝く未来を感じられるフレッシュな作品が誕生した。
SARD UNDERGROUND結成から約2年半、その間にシングル3枚、ZARDのトリビュート・アルバム2枚を経て、ついにオリジナル・アルバム『オレンジ色に乾杯』をリリース! ヴォーカルの神野友亜は「アルバムの制作が決まったときはすごくうれしかったんですけど、全曲オリジナルとなると初めての経験なので不安もありました。でも今は早くみなさんに聴いてもらいたい気持ちでワクワクしています。自信をもってお届けできる曲がたくさんできました!」と、インタビュー開始早々うれしそうに語って
くれた。キーボードの坂本ひろ美も「感謝の気持ちでいっぱいです」、ベースの杉岡泉美も「このアルバムがたくさんの人に届けばいいな」と続ける。
『オレンジ色に乾杯』はZARDの坂井泉水作詞曲に加え、神野が8曲(通常盤収録のボーナス・トラック含む)の作詞を担当。神野作詞曲の疾走感あふれるポップな“オレンジ色”からスタートし、最後は切ないミディアム・バラード“夏の終わりに…”で締めくくられる全10曲。
杉岡「このアルバムには友亜ちゃん作詞の曲がたくさんあって、新たな友亜ちゃんの一面を知ることができました(笑)」
坂本「2曲目の“あの夏の恋は眩しくて”は、歌詞とメロディーの雰囲気がすごく好きな曲です。2番のAメロの〈マイペースだね 君が隣で呟いたいつも通りの瞬く朝 その声はやさしかった〉の歌詞が特に好きで、日常で見落としてしまいがちな愛情みたいなものが伝わってきます」
神野「愛を見落としているとか、何気ない日常の大切さに気付かされるような歌詞になればいいなと思って書いた曲なので、メンバーにそう言ってもらえてよかったです」
3曲目の“夏の恋はいつもドラマティック”は、坂井泉水の最後の未公開詞による新曲!
杉岡「この曲は最初から最後までワクワク感がある曲で、ベースもワクワクするようなフレーズが多かったのでそこにも注目して聴いてほしいです! コーラスもすごく楽しくて」
神野「“イチゴジャム”とか“君には敵わない”とかコーラスが素敵な曲が多いですよね。“夏の恋はいつもドラマティック”は、MV撮影のとき私もサビでコーラスを歌ってしまいそうになりました(笑)。この曲は最初に〈苦しい時 嬉しい時 悲しい時 愛に満たされる時 幸せな時〉という感情が出てくる歌詞があるんですけど、これだけ短い時間にたくさんの感情が出てくると、声を変え過ぎたらわざとらしくなるのではと思ったんです。だからその部分は少しの表情の変化を感じて聴いてほしいなと、歌入れのときに表情を大切にしながら歌いました。
4曲目の“これからの君に乾杯”も坂井さん作詞の私たちのセカンド・シングルなんですけど、ストレートに相手を応援する歌詞がどんって胸に突き刺さってくるし、曲も迫力があるので、このアルバムに収録されたことで改めて聴いてみて元気が出ました。やっぱりこの曲はすごいなって」
“これからの君に乾杯”、“少しづつ 少しづつ”、“ブラックコーヒー”と、アルバムには坂井泉水作詞の既発シングル3枚が収録され、そのどれもが『オレンジ色に乾杯』の中でまた新しい魅力を放っている。
神野「“ブラックコーヒー”と同時期に“イチゴジャム”の作詞をしていて、その前に“黒い薔薇”を書いていました。“黒い薔薇”はデモの段階ですごく好きな曲で、作詞を本格的に始める前からこの曲に歌詞をつけてみたい!と思っていて、長戸(大幸)プロデューサーと話し合いながら自分の描きたかった情景が書けました」
杉岡「私はアルバムの中で“黒い薔薇”が一番好きで、聴いた瞬間に〈かっこいいー!〉ってなって(笑)。友亜ちゃんがかっこいい曲を歌っているときの声が好きで、ベースのフレーズもかっこいいので、ライブで披露するのが楽しみです」
坂本「一番好きな曲……私は“Blue tears”。ピアノがすごく素敵な曲で、弾く時も音に感情に乗せながら演奏しました。ライブで披露するのが緊張もあり楽しみでもあります」
神野「私も一番好きなのは“Blue tears”。デモの段階でおしゃれな全体のメロディーが大好きで、ここにどうやって歌詞をつけようかなってワクワクしました。サビ頭の〈泣いてるのに 泣いてないみたい〉のフレーズが、デモを聴いたとき一番に思い浮かんだ言葉。その一行から物語を膨らませていく作業がすごく楽しかったです!
アルバムのアピールポイントですか?……この1枚にSARD UNDERGROUNDの色々な表情や景色を詰め込んでいるので、皆さまに楽しんでもらえると信じているので……ん? なんて言えばいいんやろ……〈今のSARD UNDERGROUNDのすべてが詰
まっています!〉。締めの言葉はこれで(笑)」