人気占い師〈ラブちゃん〉ことLove Me Doさんが、陰陽五行論に基づいた今月のおすすめMUSICをご紹介します。
PROFILE:Love Me Do
占い師、風水師、占星術師。「当たり過ぎる占い師」として話題。『ツイてる人ほど変化してる-幸せを呼び込む小さな魔法のルーティン-』(ヨシモトブックス)発売中!
Twitter▶@lovemedo_uranai
今月は辛丑(かのとうし) 宝石のように光輝くためのエネルギーを秘めた1年がスタート!
2022年1月の干支は〈辛丑(かのとのうし)〉です。陰陽五行論でいうと、辛(かのと)は陰の金、丑(うし)は陰の土。金は、針、尖った、プライドなどのイメージです。宝石のキーワードもありますが、キラキラ輝く宝石という一方で、宝石は元々輝いているものなので試練を知らないという見方もできます。傷ついたときの対処法が分からない、衝撃に耐えられる抵抗力がないなど、辛い(つらい)場面に悩まされることがあるかも。
陰の土の丑(うし)には、ねじれるといったキーワードがあり、人間関係のもつれ、気持ちや感情がもつれて苦しいといった意味合いになります。辛い1年の始まりのように見えますが、いつか宝石のように光輝くためのエネルギーが発揮されようとしている、そんなスタートの月でもあります。
2021年12月に引き続き〈戦う〉がテーマの月でもあります
2021年12月の干支〈庚子(かのえのね)〉の庚(かのえ)と同じく、辛(かのと)は〈戦う気持ち〉を持ちます。先月同様、孤独や自分自身との戦いを歌ったような楽曲もおすすめ。
今月のオススメ楽曲!
JUDY AND MARY “ジーザス!ジーザス!”
1998年6月24日リリースの5thアルバム『POP LIFE』に収録されたパンキッシュなロックナンバー。個人的にJUDY AND MARYの楽曲の中で一番好きな曲です。〈好きになった彼には彼女がいた……〉という切なさを歌った楽曲ですが、ポップなメロディーでしんみりした感じにはならず、彼、彼女、自分という3人の複雑な人間関係が歌詞に表現されています。人間関係のもつれ、気持ちや感情がもつれて苦しいというキーワードがある丑(うし)の部分に当てはまる1曲です。
SHISHAMO “ブーツを鳴らして”
2021年12月1日に配信リリースされたEP『ブーツを鳴らして-EP』に収録。〈冬〉をテーマにしたSHISHAMO初のコンセプトEPだそうで、この冬の時期に聴く音楽にぴったり。〈もう馬鹿みたいなプライドも意地も見栄も弱さも 全部破り捨て どこまでも走っていくのになあ ブーツを鳴らして〉という歌詞が出てきますが、辛丑(かのとのうし)の辛(かのと)には尖ったイメージがあり、それがプライドという言葉に置き換えることができます。プライドが邪魔をして行動できない様子が見えつつ、〈ブーツを鳴らして〉の歌詞から現状を打破したい気持ちも伝わり、このブーツのフレーズは深いな……と感じました。
YOASOBI “ラブレター”
2021年8月9日に配信リリースされた楽曲です。ラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」との共同企画〈レターソングプロジェクト〉から誕生した1曲で、一般の方からの〈音楽〉への感謝を綴った手紙から楽曲化されたそうです。“ラブレター”を聴いた瞬間、すごく素敵な曲だなと思いました。歌詞に〈でも辛い暗い痛い日もある〉とピンポイントで〈辛い〉のワードが入っていますが、ただ辛いだけで終わるのではなく、辛(かのと)の〈いつか宝石のように光り輝く〉という前向きな部分が感じられる楽曲です。
DREAMS COME TRUE “戦いの火蓋”
1990年6月21日リリースの6thシングル『Ring! Ring! Ring!』のカップリング曲。サードアルバム『WONDER 3』にも収録されています。同じ人を好きになった女性の心の葛藤や苦しさを歌った曲で、人間関係のもつれ、気持ちや感情がもつれて苦しいといった辛丑(かのとのうし)の丑(うし)が持つ部分が表現されています。また、辛(かのと)は〈戦う気持ち〉を持つキーワードでもあるので、“戦いの火蓋”というタイトルも今月のテーマに合っています。